日本で味わえるトルコのバクラヴァ

皆さん、こんにちは。
あたしはトルコという国が好きで、その歴史や文化を知ることが趣味になっているといってもいい感じなのです。
イスタンブルに旅行に行ったこともありますが、街のあちこちが遺跡みたいで楽しい街でしたし、海に囲まれている土地なのに風がぜんぜん潮くさくなくてカラッとしていて、その快適さに感激しました。

街行く人々も、肌が白いひとや褐色のひと、黒髪のひともいれば金髪のひともいて、一見人種としてはバラバラなのに、みなトルコ人なので、妙な気持ちがしたものです。
でも西の隣国はギリシャやブルガリアで、北はグルジアやウクライナ、東はイラクなど中東諸国なので、相当顔立ちが違う人たちがぐちゃぐちゃになっていても当たり前ですネ。

歴史的には今のトルコ共和国が位置する小アジアは、かつてのローマ帝国の東半分（分裂後は東ローマ帝国）だったわけで、彼らはその子孫なのに、今や自分たちのルーツはモンゴル高原で、西進してきた騎馬民族の末裔であると信じているのですから、なんだか不思議ですネ。
ヨーロッパ諸国が自分たちの文明のルーツはローマ帝国にあると誇っていたりしますが、彼らの実体はむしろローマを滅ぼしたゲルマン人の末裔だったり、、、「民族」というものはファンタジーなのだなぁと思わずにはいられません。

さて、そんな日本でトルコの文化を感じようとした場合、一番手軽なのは、トルコレストランに行くことではないでしょうか。

最近は、ずいぶん、トルコレストランが増えました。東京都内では、そんなに苦労しないで見つけられます。
また、絨毯や民族雑貨とかでゴテゴテと装飾して異空 間すぎてコワイ店も少なくて、気軽に入れるところが多いですネ。好事家ではない友達も誘いやすいと思います。
料理の種類は豊富なので、いろんなものが食べれますが、羊肉が多いこと、豆の料理が多いこと、彩りが茶色に偏りがちで、ずっしりと重い料理が多いことに注意です。
ピデという船形のピザみたいなものがあったり、マントウというラビオリみたいな料理があったり、中東諸国の定番であるケバブなど、さすが文化のクロスロードであるトルコを感じさせる料理が楽しめます。

あと、楽しみなのが、デザートですネ！
トルコはお茶文化圏の国なので、食後はチャイ（茶）を出してくれるのが定番です。
それと組み合わされるデザートも様々ですが、定番なのは、ライスプディング（ストラチ）、バクラヴァ、トルコアイス（ドンドルマ）あたりでしょうか。
たぶん、一番エキゾチックなのはバクラヴァだと思いますが、バクラヴァ自体は中東諸国ではよく食べられているもので、トルコ独特のお菓子ではありません。でも、日本ではトルコ菓子として紹介されることが多いですネ。

↓バクラヴァってどんなん？？　というひとは、コチラをどうぞ！
http://www.youtube.com/watch?v=glDb-enAIjA

↓イスタンブルのバクラヴァの有名店の紹介動画　※作っているところも少しあり
http://www.youtube.com/watch?v=vtb3SnKZWd8

動画を見てもらえば分かりますが、極薄の生地に砕いたナッツなどを挟んで焼き上げたパイに、バターとシロップをかけたものです。
ただ、一般に缶入りで売っているものは、シロップの水分が保存状態に悪影響を及ぼすので、シロップを乾燥させたタイプのものです。※確か、クル・バクラヴァ（干したバクラヴァ）といったよーな気がします。
実際、トルコ現地のお店で売られているバクラヴァは、シロップをしっかり染み込ませたもので生菓子扱いです。

国内では、クル・バクラヴァしか食べられないとあたしは思っていましたが、最近、生菓子タイプのバクラヴァを国内で製造販売しているお店を見つけました。
↓それがココ！
http://www.baklava.jp/

まんまやん、ってＵＲＬですが、３年前に設立された会社だそうです。
というわけで、とりあえず注文してみました。
２日後、チルド便で届きました。※生菓子だからネ！

早速、開封して、何個かパックから皿に移しました。
でも、チルドされていてシロップが冷たく縮んでいるので、皿をお湯につけて少し温めて、シロップが緩んで溢れてきたところでいただきました。
はっきりいって、ガチに甘いですが、これでも日本人向けにシロップの甘さと量は控えめにしてあるそうです。
※↑上記のイスタンブルのお店の動画では、溶かしバターとシロップをドバドバ投入していてビックリですよネー。
普段、お茶とかあまり飲まないあたしですら、お茶とセットでいただくものですネ、これは　と思ってしまいました。
ちなみに、気になるカロリーは、１００ｇあたり(4個くらいか？)５００キロカロリー弱だそうで、、、。
けっこう爆発力あるなぁ、、、。

あたしは好みのお菓子なので、機会をみて、また注文しようかなと思います。
送料とかかかってしまうので、割高になってしまいますが、甘いものが好きなヒトには一度試していただきたい味です。甘さ控えめのお菓子が多い昨今、なかなか貴重な味わいなのではないかと思いますヨ＾＾