レディ・プレイヤー１みてきた

皆さん、こんにちは。
世界中のオタク待望の映画である本作。
特に日本人にとっては、ついにスピルバーグがガンダムを劇中に登場させてくれたというだけで、ムネアツな映画です。
期待していた映画なので、アップライジングのようにガッカリな結果にならないか心配していたのですが、そんなことはなく、安心して楽しめる映画でした。
ネタバレは少なめですが、やっぱりしているので、気になるヒトは「・・・つづきはこちら」をクリックせずに、そっとブラウザを閉じてくださいｗ

期待通りの映画ではありましたが、期待以上にはならなかったところが、ちょっと不満といえば不満。
版権等、スピルバーグでなければ解決できない問題をクリアして映像化したという、いわばハイパードラッグをこれでもかと投入した割にはむ、なんだか無難にまとまってしまった感はあります。
印象に残るのは、金田バイク、デロリアン、アイアンジャイアント、メカゴジラ、ガンダムといった、ある程度の尺で描かれるものくらいですネー、、。
※ほかにもいろいろ詰め込まれているので、ウォーリーを探せ！的な楽しみはあるものの、あっという間に流れてしまっていくので、ほとんど記憶に残らない、、（＾＾；

本作のラストは、賛否両論なのは当然ですが、スピルバーグらしいと言えばらしい気がします。
私は後述しますが、プチ不満派ですネー。
みんなが土日休みの仕事じゃないから、曜日縛りでオアシスを止めてしまうと、一部の人はかわいそうじゃんと思ったくらい（笑）。

劇中でオアシスは主人公を除いて全キャラデリートされるわけで、その後オアシスは再スタートするわけですが、そのあたりの説明がほとんどなくて物語が終わるのが、すごーくもったいないと思いました。
リアルな生活を大切にしろよ
というメッセージはわかるのですが、オアシスに定休日を設定というのは、あまりに安直。
これはゲームに関心がない人が考え付くやり方ですよネ。
廃ゲーマーだった主人公がたどりつく結論ではない
と激しく感じます。

この映画、陰鬱なリアル世界と圧倒的に美しいオアシス世界のコントラストが激しすぎて、ハッピーエンドにもかかわらず、ラストのリアル世界がなにかショボくて暗く感じるのです。
正直、本当にこれでハッピーエンドなのかなと軽く不安を感じさせるほどに。

リアル世界の自分も、仮想現実の世界の自分も、どちらも自分なわけで。
リアルと仮想現実をバランスよく楽しむ姿を提示してほしかったなぁと思うのです。
たとえば、パーシヴァルとアルテミスの結婚式は、リアルでささやかな式を挙げ、オアシスで超盛大な披露宴をするとか。
なんかもっとお祭り騒ぎで楽しいラストにしてほしかった。

残念ながら、スピルバーグもゲーマーに対しての愛は、ちょっと薄かった、、というところなのでしょうか、、。

結論
かつてオンラインゲームに大ハマりして引退したオジサン＆オバサンが、一番心地よく観ることができる映画
７０～８０年代のポップカルチャーが好きなら、もっと楽しめる。
劇中のナイトクラブのシーンで、ステイン・アライブが流れたときはすごくうれしかったなぁ、、、。ビージーズ大好きだぜ！

Ｐ．Ｓ．原作のエイチは白人男性だったはずなのに、なんでアレなんだよ、、、と、この点だけはすごく不満。腐女子臭を取り除くためだったらスピルバーグの勝ちですが（ぇ