２０１８年の潮干狩りシーズン到来！

皆さん、こんにちは。
今年の潮干狩りシーズンがやってきました。
昨年はけっこう収穫もあり、すごく楽しめた私ですが、ベテラン勢からは不漁の年と言われていたのでした。
今年は場荒れがほとんどしていないであろう３月の頭から、２回いってみた感想をまとめたいと思います。

場所はもちろん、いつもの野島公園です。
のっけから結論を言います。
今年はヤバいです。

確実に昨年よりもアサリの密度が低いと感じました。
体感でアサリの密度は昨年の半分くらいです。
小さいのはいっぱいいるけど、大きいのが全然いない、、、とかいうレベルではなく、全サイズにわたって数が少ないです。

シーズン開始直後でこの状態なので、人間による乱獲ではないはずです。
潮が引くと、砂浜のあちこちにチョークの粉のように粉々に粉砕された貝殻が集まっているところがあり、何者かがアサリを捕食した残骸と思います。
アサリの分厚い殻をこんなに噛み砕ける生き物はそうはいません。
犯人はアカエイです。

昨年、東京湾はアカエイが大発生しました。
おかげでハゼも大被害を受けました。
私はアカエイを専門に狙っている釣り人が１０キロ前後の大きなアカエイを何匹も釣り、その場で解体するところを見学させてもらいましたが、胃袋の中には噛み砕かれた大量のアサリが詰まっていました。
野島公園周辺は、アカエイが多いところでもあるので、冬の間に相当数のアサリが食害にあったと思われます。

尚、アカエイが貝を選り分けて食べてるとは思えないのですが、今年は良形のシオフキが多いです。
砂の中を探っていておっ！と思うサイズはほとんどシオフキ、、。
シオフキは砂を吐かない貝なので、去年は海に戻していましたが、今年は良形がそれなりの数揃うので、面倒を承知で砂とりをしてみる予定。
貝を開いて砂袋を取り去るという、すごい地味かつ面倒な作業を延々とする必要がありますが、その覚悟があるひとはトライしてみてもいいかもです。
シオフキ自体は、バカガイの仲間で、味は悪くない貝です。

海の公園と野島公園はＧＷをすぎると良形のアサリが激減しますが、今年のアサリは去年のオフシーズンからずっとアカエイに狙われて、やっと繁殖期を迎えたと思ったら今度は人間に狙われるという有様で、まさに受難の２０１８年になりそうです。

ちなみに、胴長着用にジョレン装備で、舌切り雀の欲張りおばあさんみたいなでっかいクーラーボックスを引きずっているおじさん達をちょっと白い目で見ていた私ですが、今年は少々溜飲が下がるかもしれません。
水深のある所ほどアカエイの食害が激しいはずなので、装備が整っているひとほどショックが大きい結果になると思われます。
今年は、浅すぎず、深すぎずのところを攻めるのが一番いいと思いますヨ。
あとは、、
ＧＷに潮干狩りに行くみんな！　今年は量が採れないからって小さいの持ち帰るのはやめようね！
アサリは春と秋に繁殖するので、春に見逃してあげた微妙サイズのアサリが、秋には繁殖してくれるかもしれないですヨ！

でわでわ。