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人生とは・・・死ぬまでの暇つぶし・・・とか悟っちゃったりなんかしたりして。

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英国関係の映画2本

久しぶりに映画館に足を運びました。
観たのは、2本。

■シャーロック・ホームズ シャドウゲーム 
http://wwws.warnerbros.co.jp/sherlockholmes2/

■マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
http://ironlady.gaga.ne.jp/

主人公がどちらも英国人という以外は、まるでベクトルが違う2作品ですが、幸い、あたしは両方ともタンノウできたので、感想とか書いちゃおうと思います。

尚、ご多分にもれず、ネタバレなしの感想なんて書けないあたしなので、これから劇場で楽しもうと思っているヒトは、「・・・つづきはこちら」をクリックしたらダメですヨ?^^;

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■シャーロック・ホームズ シャドウゲーム 
前作が大ヒットしたため作られた第2作。
予算がいろいろついたためか、アクションシーンがゴージャスになって、実に分かりやすく正常進化したハリウッド映画です。
ついにモリアーティ教授が現れ、これまたハリウッド映画にありがちな分かりやすい構図の映画になっています。
万人が楽しめるアクション映画なので、特に観たい映画があるわけでもないんだけれど、成り行きで映画館に来てしまったヒトにはおススメです。前作観てなくても、ホームズとワトソンとモリアーティを知っていれば大丈夫!w

悪役モリアーティ教授が軍需工場を傘下におさめた設定になっているため、普通のホームズ映画ではあまり重きを置かれない武器関係の描写が光ります。
マキシム重機関銃モーゼルC96といった武器が小道具で出てくるあたりは、そのテの趣味のヒトをニヤリとさせるでしょう、タブン。過去のホームズ映画でこういう武器類が出てきたことはないと思いますので、武器マニアの皆さんは、そういうシーンでほっこりしてくださいませw

でも数あるホームズ映画の中でもこの作品の特徴は、(意図したのかは分かりませんが)、ホームズの世界が腐女子っぽい歪み方をしているようにしか思えないところにあります。

以下、腐女子脳でこのシリーズを解説すると以下のようになります。

前作では、ワトソンの婚約を知って賭博場で暴れたり、婚約者メアリに無礼な態度をとったりと荒れたホームズが、事件を解決しながらワトソンとの(※友情と読み替えると一般人仕様になります)を再確認してハッピーエンドとなりました。

しかし、この2作目では、ワトソンはいきなりメアリと結婚を強行します。
またまたフテくされるホームズ。独身最後の夜は気のおけない友達だけのパーティをしたい、と願うワトソンの希望を聞き入れず、場末のパブに会場をセッティング。参加者はホームズ兄弟のみ。ヤケ酒をあおるワトソンを翌朝になっても起こしもせず、二日酔いモード全開のヨレヨレ状態で式場に送り届けるというSっぷりw

そして、今作から素顔が現れるモリアーティ。ホームズとワトソンの仲に嫉妬する悪役です。(ぇ
ホームズに対し、オマエからワトソンを奪うのは私だ!と挑戦状を叩きつけます。

一方、何も知らず、新婚旅行のため列車に乗り込むワトソン。
上等な客車でメアリと二人きりの夜を楽しみます・・・が! 
モリアーティの企みを察知したホームズが、女装姿でワトソンの客室に乱入! ところが、メアリに変態呼ばわりされて逆上したホームズは、勢いあまってメアリを列車から突き落とすという暴挙にでます。(この後、メアリは死なないもののホームズの兄、マイクロフトの邸宅に監禁されメインストーリーからフェイドアウトw
ワトソンは一時取り乱すものの、列車の中に潜入したモリアーティの刺客をホームズと協力して返り討ちにし、この戦いの中で二人は真実の愛(※友情と読み替えると一般人仕様になります)を再確認するのでした。

その後も執拗にワトソンを狙うモリアーティ。
モリアーティの罠が卑劣を極めるほど、ホームズとワトソン、二人の(※くどいですが、友情と読み替えると一般人仕様になります)は強固なものになるのでした。
いくつもの死線を超え、そしてついにモリアーティとの最終対決に挑む二人・・・!

てな感じです。(ォィ

ちなみに、この映画のサブタイトル、「シャドウゲーム」ですが、正確に日本語の意訳をしようとすると、「妄想対戦」になります。
うわぁ、、、腐って糸引いてそう、、、w


■マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
まだ存命中の政治家の伝記なので、あまり白黒つけた映画にできなかったのでしょうか。
ところどころ光る演出を感じるものの、全体的に散漫な映画で、正直、あまり褒められた作りではないと思いました。
サッチャー自身のポリシーと照らし合わせても、なんとも中途半端に感じます。
映画の中で、サッチャーが同僚の政治家たちに言う台詞、「意見があるならはっきり言いなさい。陰でマスコミ相手に言うのは腰抜けの証拠」(※意訳アリ)は、何よりも監督が自戒をこめたシーンなのではないかと深読みしたくなる有様です。
痴呆症を患ったサッチャーが、断片的に過去の回想をしていく、という映画なので、ボケ老人の白昼夢につき合わされている気持ちが始終つきまとう映画です。
サッチャーの子供たちは、この映画にいい感触を抱かなかったそうですが、さもありなんと思いました。

あたしの政治信条は保守思想なので、彼女が行なった諸政策の後世の評価はともかく、彼女の哲学や生き方には敬意を払います。
彼女が政敵とした労働党の高福祉政策がいきづまり、国家破産の瀬戸際にあった英国。
経済が行き詰まり、国そのものが傾いているのに、近視眼的にオノレの賃金を上げてもらうことだけを目的としたストを繰り返す労働組合。そしてそれに対して妥協を繰り返して票田を失うまいとする政治家たち。
そんなやり方ではダメだと感じた国民が、英国を立ち直らせるために選挙で選んだのが、サッチャー率いる保守党でした。
政権に就いた瞬間、サッチャーがとるべき道は唯一つであったように感じます。
労働党とは異なる保守党の真髄である政策を妥協せずに実行すること、に尽きます。
それがもちろん全てダメな政策だったら、単なる猪突猛進バカ政権で終わるのですが、結果的にサッチャーの政策は、経済政策以外は概ね並以上の成績を出します。支持率の浮き沈みが激しくても、政権が10年以上持続したのも彼女の政策の功罪を明らかにするには充分でした。
結果、英国国民は、労働党・保守党、それぞれの長所と短所を充分に学習しました。ゆえに、サッチャー政権崩壊後、(中継ぎに同じ保守党のメージャーがいましたが)、与党となった労働党を率いたブレアは、労働党・保守党の長所をミックスした「第3の道」政策を志向することとなりました。
これこそが、経験し・学習するまっとうな市民が選挙で指導する政治のあり方ではないでしょうか。
※「第3の道」政策に関する評価はまた別の問題ですヨw

映画を観て改めて感じたことは、民主主義には強力なリーダーが必要ということでした。
あるリーダーが、ある信条に従って政策を実行すれば、賛成するヒトか出ると同時に反対するヒトも現れます。
しかし、反対意見にあまり引きずられると信条はどんどん曖昧になり、やがて何もできなくなります。
リーダーは、時には反対意見を却下し、強引に政策を進めなければならないこともあります。むしろ、そういう決断がない政策は、実行してもしなくても毒にも薬にもならない政策といえるでしょう。
あたしが考える、あるべき民主主義社会は、
・反対意見を弾圧することは許されないが、反対意見を無視することは許される。
・無視されたからといって、反対意見論者が政策を強引に妨害すること許されない。実力による妨害は単なる暴徒であり、この場合は国家権力の投入による弾圧は是認されるべきである。
・無視され、かつ合法的な手段での抗議でも世間にムーブメントを起こせない活動家は、オノレの主張が世間に受け入れられるまではまだ時間が必要だと謙虚に受け止めて、捲土重来の機会に備えて実力を蓄えろ。
・選挙の結果は天命と思え。選挙の結果とオノレの考えが違うことは恥ずべきことではないが、選挙結果よりオノレの決断を優先させる行為は、民主主義に対する挑戦である。
こんな感じです。

重要なのは、国民の信託を受けた政権は、とにかくオノレの信条に対して正直に真剣にやってほしい、ということです。また、選挙に負けた勢力は、そのことを冷静に受け止めて行動すべきです。
そうでなければ、何が正しく、何が間違っていたのか、後から評価することすらできなくなります。
まして、ここ数年の末期自民党や現民主党のように、重要な決断はほとんど何もできず、毒にも薬にもならないようなことばかりで議論を延々続けている政治状態は、後世に何の成果も教訓も残しません。
日本の政治家の場合、議論ゲームにばかりうつつを抜かし、議員であり続けることが目標になっていて、オノレが政権をとった場合の政策について、対策も根回しもできていない政治屋ばかりという状態が、この惨状を更に長期化させています。
結果的に、我が国の政治家と政党は、選挙の勝者であろうと敗者であろうと、市民を欺き続けているのです。

日本に、サッチャーのような信念を持った政治家が現れてほしいと願わずにはいられません。
そして、そういう政治家を発掘し、国政の場に送り込む英知を我が国の市民が持つことを願わずにはいられません。

まず、その第一段階として、あたしが一番憎むのは、そういうリーダーシップを持つ人間に対して、無遠慮に「ヒトラー」とレッテルを貼る連中です。
どうせヒトラーがどんな政治家なのかも知りもしないくせに。
仮にも選挙で選ばれたリーダーに対して、オノレと政治思想と異なるがゆえにヒトラー呼ばわりする連中は、有権者をロボットにしか思っていない愚劣なる人間で、むしろそういう人たちこそが民主主義を愛する市民の恒久的な敵であることを思い知るべきなのです。
こういった破廉恥なる思想を持った人間が、良識ある市民によって自然と淘汰されてこそ、冷静かつ建設的な政治議論ができる社会の第一歩になるとあたしは考えています。

あぁ、、映画の感想だったはずなのに、大きく脱線してしまいました。
映画自体は、ボケ老人の回想映画です。
でも、サッチャーは長く記憶されるべき政治家ですし、彼女が戦ったものは現代の日本においても存在します。
この映画は非常に曖昧な作品なので、ヒトによって受け止め方は様々でしょう。単に退屈な映画としか思わないヒトもたくさんいると思います。
でも、あたしは映画館にいる間、映画を観ている以上に現実の日本の政治に対して不愉快さを感じてなりませんでした。

最後に、、、映画の中で、あたしがちょっと気に入った台詞があります。
認知症の治療を受けているサッチャーが、「今の気持ちは?」と問いかけた医者に返答して言う言葉。

「現在は、『考え』より『気持ち』が優先されている。どう『考える』かが重要なのに・・・」

政治の一端の責任を担う市民のモラルを感じた台詞でした。

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自己紹介:
生まれは北海道。親の転勤によって道内のほか、東京、千葉のあちこちを引越ししたため、「故郷」という感覚が希薄な根無し草人生。現在は神奈川在住。
小さいときから本と映像作品の虫。徹底的インドア派。
今も映画・アニメ・マンガ・PCは大好き。歴史・SF・メカ・生物・ミリタリーなど全般に光速の食いつきをみせる。

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