人生とは・・・死ぬまでの暇つぶし・・・とか悟っちゃったりなんかしたりして。
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今回はマンガの紹介です。
■ Gえでぃしょん / 河下 水希(著)
マンガ好きなら、読んだことはなくてもタイトルくらいは知っているいちご100%で一世を風靡した作者の最新作です。
※ただ、あたし自身は、いちご100%は未読です。だって、普通のラブコメはあまり好きじゃないもん!w
作者は、かつて桃栗○かんというペンネームで、ややマニアックな少女マンガ描いてました。
あたしも含めて、こちらの名前のほうが馴染みがあるというひともいるかもですネ。
世間様には、この作家さんをラブコメの大家と評するヒトもいますが、、、(事実、いちご100%は大傑作と評価されているので、全然おかしくないのですが)、あたしは特にそういうイメージはないのです。
ただ、元々少女マンガからマンガ描き始めたヒトだし、パンチラとかお色気シーンを多用する傾向があったので、それをうまく少年マンガに落とし込めたから成功したのかなぁ、と思ってました。※ラブコメとそれに付随するモロモロの描写は、元々少女マンガの十八番ですし。
でももうメジャーになりすぎてしまって、昔の作風に戻ることはないのかな、と軽く忘れ去っていたときに、ふと見つけてしまったのが、今回紹介する「Gえでぃしょん」なのです。
「ドレドレ・・・
『少女マンガ家を目指すJKが、未来から来たヘンな奴によりあらぬ方向へ――――』
・・・これは買うしかないな!!」
そう、あたしはタイムパラドックスものも大好きなのサ♪
以下、毎回ですが、ネタバレまくりな内容です。
今日も投稿作品を仕上げるため、友達との付き合いを軽ーくブッタ切って家路を急ぎます。
ページめくると(2ページ目)早くもどよどよと時間が歪んじゃってます。このもったいぶらなさ、桃栗――――いあ河下センセ、アンタ漢ダネ!
でも、どよどよ・・・って擬音は、、、これはセンセの脳内妄想が原稿の上に舞い降りるときの音と解釈してよいですネ?
なんと未来の世界からやってきた、あるとのマンガのファンだった!
G丸が生まれた未来世界では、あるとのマンガは所持してるだけでも逮捕されるほどの発禁本で、G丸は逮捕される危険を犯して、あるとにファンレターを持ってきたのだった!
時間旅行をするために、生身の体を捨ててロボ化までしたというG丸は、あるとの未来について、エラく簡単に説明する!
この後、あるとの描く乳首がいかに素晴らしいか、G丸が熱弁をふるうシーンがありますが、割愛させていただきますw
しかし! あるとが少女マンガ家を目指していることを知ったG丸は、衝撃を受ける!
※お約束の展開キター!!
未来を変えまいと頑張るG丸。 ※画像クリックで拡大
あるとの投稿用マンガを編集部に勝手に持ち込んだり!
女体デッサン用に未来世界のコピーロボットを持ち込んだり!
現役エロマンガ家(リアル男の娘マンガ家)のアシスタントのバイトをセッティングしたり!
家はもちろん、また学校でも大変なことに・・・!
同じくマンガ家(※でもちょっと特殊なマンガ)を目指す玉沢さん。
隙あらば、あるとに百合のすばらしさを教授しようと不断の努力を続ける委員長キャラ(ツンデレ)。
そして、すでにマニアックすぎる同人活動をしている佐治さん。※人類が理解するにはあと100年必要らしい。
ちなみに、彼女が描くマンガはこんな感じ↓。※画像クリックで拡大
イイ体してるのに色気なしの健康娘(あると)、お嬢様ツンデレ委員長(玉沢)、天然ほわわむっちり娘(佐治)、あくどいまでに鉄板な布陣です。
また、共学の高校という設定なのに、こんなゴツいネクタイ締めさせる女子の夏服ってなんなのか、、、、。意味深にやらしく見えるのは、あたしだけでしょうか、、、。
このデコボコ3人で漫研を結成しても、むしろどんどんカオスになっていくという分かりやすいギャグ展開です。
男子0(いてもロボとか男の娘とかだし、、、)で、ラブコメ要素ナシ。
河下センセ、、、いちご100%で食いついた魚を全部キャ ッチアンドリリースする気ですか?とあたしが逆に心配になる展開です。このマンガは、どう考えても桃栗名義で発表した方がいいと思いますがw
こういうマンガはノリ重視なので、キャラ立ちがどうこうとか、そういう細かいことは考えずに、作者の妄想ワールドの波にいかにうまく乗って楽しむか、というところに尽きると思うのですが、正統派ラブコメが好きなひとには、どう考えても受け入れてもらえなさそうな作品です。
アラを言い出すと、そもそもG丸の存在をあると以外のキャラが受け入れてる時点でもう論理破綻してるわけだし。
SF要素があるものの、ジャンルとしては、過去に紹介した百合男子やちょろっと言及した妄想少女オタク系と同じ系統です。
このジャンルは、キャラのマニアっぷりの濃淡がギャグに昇華するのですが、
淡いのは、もちろん主人公、鏑木 あると
濃いのは脇役たち
という塗り分けになっている以上、脇役たちはこれからも全開で濃くなり続け、あるとが振り回されながらキャッチアップしていくという展開になるのが必然ですが、そこにどういう変化球を絡めていくのか、今や大物作家になってしまった河下センセの技に期待です。
個人的には、G丸の容赦なさが更にスパークすることにwktkさぜるを得ません。
あたしも脳内に男子を何人か飼ってますが、河下センセの脳内には、相当鬼畜な男子が住んでるとしか・・・さすが元びーえるさkka――――;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
河下 水希名義で発表している作品中では、かなり素の自分をさらけ出している(気がする)本作ですが、間違いなく意図的に男子キャラを絡ませない構成で進行しているので、タブンまだまだガッツリ腐った路線で突き進んでくれそうです。たぶん、男子キャラを出したら負けw
尚、パンチラシーンで評価が高い河下センセなので、一応あたしも言及しておきますが、この作品でもパンチラのみならずお色気シーンはイロイロあります。
桃栗名義の古い作品しか観ていないあたしは、エロの無駄な画力の向上っぷりに感動してしまいました。
いまどき、乳首を★マークで隠す演出のエロさに、軽く心動かされるとは思いませんでしたorz
更に、やはりパンツの描き方が桃栗時代とは別次元のウマさになっています。
桂正和(I’’sやZETMANでおなじみ)に弟子入りでもしたのかと思うくらいですネー。
正直、この描き方はもうリアルなパンツではなくて、心の目で見たパンツなのではないかと思うのですが、センセの脳内に住んでいるG丸の心眼で描いているとしかあたしには思えないです。
女性作家で、自分も履いてるパンツにここまでコダワリを見せるひとは、かなりレアだと思います。※ふつーはそんな気力すら湧いてこねーYO、、、w
傾向としてこの種の作品は、作家さんのテンションが下がると急速にgdgd化しやすいので、そこだけが心配です。
あまり仕事のことにとらわれず、オノレの素の妄想に従えば、(読者の評価は分かりませんが)けっこうたくさんネームきれる気がしますネ。※そこから仕事として使える状態にするのが大変だとは重々承知してますが^^;
掲載誌が隔月刊で、かつ不定期読みきり掲載らしいので、他の仕事の息抜き代わりに無理せず描き続けてほしい、と切に思います。
ちなみに、あたしは高校時代、文芸部にいて、小説家を夢みながらSFや学園もののラノベとか書いていました。
妄想してばかりで、アイディアをメモしながら物語を組み立てる作業が大好きでしたが、そうやってプロットだけまとめたものの中に、タイムトラベルものがあったりしました。
なんとなくそんな高校時代を思い出して懐かしくなりました。
あぁ、、あのときにG丸が現れたら、それはそれは楽しかっただろうなぁ・・・。
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小さいときから本と映像作品の虫。徹底的インドア派。
今も映画・アニメ・マンガ・PCは大好き。歴史・SF・メカ・生物・ミリタリーなど全般に光速の食いつきをみせる。
このブログは、あたしの物欲・知識欲・性欲によって支えられていますw