脱帽する規格外 ～ いいトシしたプロの犯行

皆さん、こんにちは。
しばらく前から、余計なところで無駄にボルテージが上がりがちなあたしです。
仕事のストレスのため？と自己分析していましたが、皆さんからは「そんなの平常運転なのじゃないの？」と言われそうですネ＾＾；

最近、久しく忘れていたアニメチェックを再開しています。
でも新作情報を発見しても、本放送を週一で律儀に観続けるという根気はゼロなので、新作が続編モノならば、その前作をイッキ視聴しています。

で、今回、発見した新作情報はコチラ。
クイーンズブレイド　リベリオン。
http://queensblade.tv/

となるとその前作をチェックしなきゃ♪　でしょう！

・・・これは、絶対、仕事のストレスがあるはずです。
じゃなければ、エロネタ２連投なんてあるわけないですもん（*/▽＼*）

というわけで、続きは１８歳以上推奨です。
テレビアニメの話題なのになぜ！？と思うヒトは、クイーンズブレイドをナメていますので、公式サイトでよく勉強してきてください（ｫｨｗ

実を言うと、クイーンズブレイドという作品自体は割と前から知っていました。※相当、エロい作品ということも含めて。
以前、ＡＩＯＮというオンラインゲームをしていた時、あたしが所属していたレギオン（※ギルドとか血盟に相当するもの）にＣさんというヒトがいました。結構仲が良くなって、ゲームしたりスカイプしたり楽しく過ごしていました。
ゲームにインしていても特に何をするでもなく、Ｃさん＋あたし＋もう一人の３人でスカイプでダベっていたときに、何を思ったかＣさんがレンタルしてきたこのＤＶＤを実況し始めたのが発端でした。
スカイプなので、マイクが拾った音声が聞こえてくるのですが、
・女子の声しか聞こえてこない
・悲鳴とかあえぎ声が頻繁に聞こえる
・なにかビリビリと裂ける音や砕ける音も聞こえる
という有様ｗ
公式サイトを観てみたら、すごい格好した女子キャラがゾロゾロと。というか女子しかいねーし！
スタッフを調べると、そのテのプロたちの名前が。
どうやったらテレビ放送できるのか、むしろ心配なくらいのオーラが漂っていました。

その時は、
どうせおねーちゃんが剥かれて、チチやオシリが１００％シリコンじゃないとありえないようなポヨンポヨンっぷりなだけのアニメなんだろうなー
と思って、それ以上の関心は持たなかったわけです。

今回、その時のことを思い出しながら、旧作の第１～２期(計２４話)を観てみました。
で、感想。
 

やっぱり思っていたとおりのアニメじゃねーか！(＃ﾟДﾟ)

導入部の印象は悪くないのです。
本編スタート１０秒後の画面。

廃墟の山道を歩く女剣士レイナ。
音楽もなかなかいい感じです。ＢＧＭはクイーンズブレイドのメインテーマ↓
http://www.youtube.com/watch?v=kXNECgyQoeQ
個人的には、すごく好きな曲です。冒険譚って感じのかっこよさ、チェンバロ風のシンセ音が女剣士っぽい儚さを感じさせます。作曲の横山克さん、ナイスな仕事っぷりです。

本編スタート３０秒後の画面。











沼地の魔女の手下、メローナがレイナに襲いかかります。
廃墟の門の上から飛びかかるメローナ、もうこの時点で
片チチ丸見えです　┐(´―｀；)┌
でも、この絵は一瞬ですので、スタッフの遊び心でやらかしたとまだ言い訳がきくレベル。※どういう言い訳だよｗ

クイーンズブレイドに参加する闘士狩りをしているとレイナに告げるメローナ。
ここでわりと渋めのタイトル画面がきます。
本編スタート１００秒後の画面。


並以上の見せ方のオープニングで、これは期待できるかも、と思わせる作りですネ。

レイナとメローナの斬り合いは続く。
と、ここでメローナがいきなりキチガイ攻撃開始。
本編スタート１６０秒後の画面。

両チチさらけ出しキターーーと思ったら、そのままおっぱいビームの連続攻撃。※ビームじゃなくて強酸性の液体です。エイリアンかよｏｒｚ
オープニングでちょっと膨らみかけたあたしの期待は、ここで早くも砕け散りました。
※個人的には、メローナの強酸性ミルク攻撃は、軽くトラウマになるインパクトｏｒｚ

本編スタート１７０秒後の画面。


キチガイミルク攻撃を浴びて服が溶け出すレイナ。
こっちも両チチ生キターーーって、こんな服だけ都合よく溶けるかバカーーー！とドン引きになるあたし。

本編スタート１８０秒後の画面。

「このままではやられる・・・！」
レイナの悲痛な心の台詞が流れる中、カメラは、せっかく剥いたチチをワンカットだけで終わらせてたまるかとばかりに、別アングルからガン見中。ピンチシーンにも関わらず、カメラはこの位置から動きませんｗ

開始３分でもう軽くお腹いっぱいなあたし。
でもこの後も数十秒ごとに、無意味にチチやオシリが描かれ続けます。
そして、これが全２４話、ずーーっと続くのです。

真面目に評価すると、あたしがこの作品でいい点数をつけられる箇所は二つだけです。
・音楽がいい！　なぜこんな不埒な作品に無駄にカッコイイ音楽が！？
あたしが特に好きなＢＧＭたち↓
http://www.youtube.com/watch?v=nXLI1LCzQKI
http://www.youtube.com/watch?v=xx9tXjjWdYo
・キャラが多いので、一人くらいは萌えキャラ見つけられる。
http://www.queensblade.tv/saga1/

あとはダメな点がすごく多いぞーｗ
・登場人物が多くて、各キャラクターのエピソードを順々に説明していくので、大筋のストーリーの展開が異常に遅くて盛り上がりに欠ける。
・結局誰が主人公なのか分からない。というか主人公なんていない、という感じ。
・すべてのキャラクターを広く浅く描いているため、視聴者側でかなり妄想補正をかけないと感情移入できるキャラは皆無。そこまでしても、いちいち各キャラクターの行動がご都合主義に見える。シリアスな展開の時はいっそう激しくシラケてしまう。
・一応、主人公っぽいレイナの成長が、全く説得力なしｗ　対決シーンでのレイナの勝利が、理不尽以外の何物にも見えなくなってくる有様。ピンチからのカウンターで強敵に勝つと、あたしの心の中のサポーターは大ブーイングですｗ
・悪の親玉扱いのキャラたち（女王アルドラ、沼地の魔女）の設定弱すぎ。アルドラは、生き別れの妹を大陸中探すために女王になったという、悪なのですか、これが？というパンチの無さ。貴族領との小競り合いはあるものの、王国には善政をしき、国民の評判も悪くないとなると、例え堕天使にとりつかれていても本当に悪人なのか意味不明。沼地の魔女にいたっては、実体の登場シーンもなく、セリフすら一言もない。こんな悪役あるかーーｗｗ
※ここまで(意図的に)世界観を置いてけぼりにしてアニメを作ったプロたちの才能に乾杯♪（いあ、マジで。
・以下、もういろいろ略。

これだと完全に金返せアニメということになりますネ。
ですが、このアニメの真価は、上記のようないわゆる「まともなアニメ」の評価基準をハナから確信犯的に放棄しているところにあります。

ストーリーだの緻密な世界観だの主人公の挫折と成長だの、そんなもんはハリボテでいい！　そんなところに労力をかけるな！　極薄のハリボテ上等！　
とにかくギリギリの格好の可愛い女子がいーーーっぱいいて、そういう子たちをこれでもか！と、やらしーアングルで描きまくり、戦いとかなんか何でもいい理由にかこつけて裸に剥いて、生チチ＆オシリをこれでもかとプルルンさせて、メディア倫理規定というコーナーを限界まで攻めて攻めて攻めまくってみせる！

というスタッフの病的な気迫を画面を通じて感じ取り、意気投合することで高揚感を得るという、まさに、
ヘソタイの、ヘソタイによる、ヘソタイのためのアニメ
といえるでしょう。

普通は無難に流してしまうカットが、いちいち無意味にやらしい構図になっています。
むしろどうやったら、このシーンでこういうエロいカット入れられるんだろうと思うほど、見せ方が徹底していることが、そこらの１８禁作品が束になってもかなわない気概を感じさせる作りになっている・・・と思います。
※断言できるほどヘソタイアニメ観てないんだからねっ！

結論・・・全体的にユルユルグズグズな作品を、無駄に気合はいったエロと無駄にカッコいいＢＧＭで締め上げて、なんとか形を維持している感がある一品。お下品なエロに不快感を感じるヒトにはおススメできない、上級者向けアニメ。新作リベリオンでもこの方向性は堅持し、世間のごく一部でのみで大人気になってくださいナ♪