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人生とは・・・死ぬまでの暇つぶし・・・とか悟っちゃったりなんかしたりして。

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神田川で鰻づくし

江戸前、、、といえば、今は握り鮨を連想するヒトが多いと思います。
でも、江戸時代に「江戸前」といえば、ウナギのことを指したそうです。
※実際に、「江戸前」とだけ看板を出して商売する鰻屋があったくらいだそうです、、、。

あたしは子供の頃から蒲焼が大好きで、独りで2人分くらい余裕で食べれます。
・・・が、お値段を考えると、あまり気楽に食べれるものではないですネ。
※スーパーではパック品が、あまり高くないお値段で売られていたりもしますが、今度は味の問題がw

なまじ好きなばかり、たまにの機会に奮発して並以上の水準のお店に行ってしまうがゆえに、水準以下のお味に当たってしまった時の絶望感がハンパない体になってしまったあたしなのでした。

そんなあたしが、今、一番お気に入りの鰻のお店が、
明神下 神田川
です。
※お店のHPはないので、食べログの当該ページをどうぞ。
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000346/

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このお店は、ハッキリ言って、お高いです。
うな重は¥3,360と¥3,990の2種から選べますが、この時点で割高なうえに、なんと
汁物がついてない!w
というわけで、別途、汁物を追加するわけですが、汁物のお値段が¥630という邪悪設定なのですw
一般的なうな重+汁物+お漬物の組み合わせにすると最低でも¥3,990ナリ。
でも、このお値段を出すならもう630円程度の値差なんて気にならなくなるので、あたしは¥4,620のセットにしちゃいますネ。
じゃあ、それで終わりかというとさにあらずw
サービスチャージ15%が発生します(^^; ※全席個室のため。

というわけで、ウナギに興味がないヒトにとっては、軽くヒくお値段になるお店なのですが、味はよいお店だと思うのです。
また、戦争で焼失しましたが、昭和20年代に再建された古い建物のため、薄汚れたボロ家っぽい外観に反して、きれいに手入れされている内部を見るとちょっと感動します。
廊下の板を踏んだ時の厚みの感触や、障子枠の一部にはめられた古いガラス(少し像が歪む)の感じ、天井が高くて欄間もついた畳部屋など、戦前のお店の雰囲気が感じられるので、そういうレトロな雰囲気が好きなヒトには、一見の価値があるといえましょう。

こちらのお店の味付けですが、創業(1805年)時の味を守り続けているためか?、現代の基準でいうと濃いめの味になっています。
ウナギのタレの味が濃いのは無論ですが、汁物(赤だし)も何の気なしにすすると、ぉ!と思うレベルの味の濃さ。
お漬物もよく漬かってて、糠漬けなど苦手なヒトは残してしまうくらいです。
卵焼きも砂糖がたっぷり使われていて、デザートのような甘さです。
※蛇足ですが、卵焼きを運んでくれたハキハキと気持ちのいいおねーさんに、「この卵焼きは甘いですか?」と訊いたところ
「甘いです!」
と気持ちよくスッパリと即答してくれたことが面白かったですw

このお店が創業した当時、店から程近い神田川の向こう側は青物市場として整備されていて、店の界隈は市場で働く人たちでとても賑わっていたようです。
そういう肉体労働に従事するお客さんを相手にするために、自然と塩と砂糖の味が強調された味付けになったのではないでしょうか。

何度か会食で利用して周りの反応を見ていますが、総じて「おいしいけれど、やはり味が濃いね」という感想をもらいます。
でも、それで食べきれずに残すヒトはいなかったと記憶しています。
あたしの感想としては、味の濃さを強調する味わいではあるものの、実際の塩や砂糖の量はそう多くはないのではないかと思いますネ。※ただし、卵焼きの甘さはガチで砂糖だと思います(^^;
みりんなど、伝統的な甘さを出す調味料や「かえし」の工夫など、単に塩や砂糖をたっぷり使うという以外の方法で味を補強しているはずです。
なぜなら、味が濃いめだねーと言いながら
バクバク食べてる御仁が多すぎw
単純な方法で味を濃くしていると、薄味に慣れた現代人はそんなに勢いよく食べられないものです。

尚、白焼きはワサビ醤油をお好みでつけて食べるため、ウナギ本来の味と、この店の焼きの技術を楽しめます。
うな重や蒲焼とは別に、少量でもいいので(一人前を何人かで分けて食べるなど)注文して食べ比べてみることをおススメします。
白焼きを食べて、ウナギの違うおいしさに目覚めるヒトも多いですヨ^^

ちなみに、今回、6人の会食で利用しましたが、一人¥9,400のコースを注文しました。
先付け-白焼き-うざく-卵焼き-うな重(汁物・漬物つき)-水菓子
という内容で、想像していたより量がたっぷりで、男性でも軽くてこずる量でしたが、女性も全員
「お腹のキャパ超えたーーww」
といいつつ、完食してました。お漬物が苦手なヒトがいたので、そのへんは爆弾処理班の異名をとる?あたしが処分しておきましたw
やはり、今回も白焼きは好評でしたヨ^^
さしてウナギに関心がないヒトは、白焼きなるものの存在すら知らなかったりするので、物珍しさも美味の中に加算されてしまうようですネ^^

あたしのお気に入りのお店で、あたし好みの味のウナギを、みんなに喜んで食べてもらえて、あたしもなんだか幸せな気持ちになったのでした。
このお店を利用する機会は一年に一度くらいなのですが、たまにはこういう贅沢もいいものですネ^^

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気になる店ですが一度もいってないのです
こんばんは
昔たまに訪問したソフトハウスがあのそばでし
たし、パーツショップも何件かあった所なので
前々から一度行きたいと思っていたのですが
アキバは食事に希望を持ってはいけない町だと
固く信じているので一度もいっていません。
身体が壊れてしまい今はアキバ通いも引退した
ので、完全に行かなくなる前に行ってみる
ことにします。
Re:気になる店ですが一度もいってないのです
こんばんはです^^

>アキバは食事に希望を持ってはいけない町だと
>固く信じているので一度もいっていません。

最近は秋葉原も食べ物屋さんが増えました。
確かに、パーツ屋さんやゲーム屋さんが多いあたりは、味に定評があるお店は少ないと思いますネ^^;
カレー屋さんが目立つのも秋葉原ゆえでしょうか、、。
※一皿料理で値段もソコソコだし、味が多少アレでも失望感が少なくてすみそうw

>身体が壊れてしまい今はアキバ通いも引退した
>ので、完全に行かなくなる前に行ってみる
>ことにします。

昌平橋を越えた向こう側(神田須田町)は、けっこう老舗のお店がありますヨ^^
藪蕎麦の本家といわれている「神田藪蕎麦」や、あんこう鍋の「いせ源」とか・・・。どちらも江戸時代から続く老舗です。お値段もそれなりのお店なので、ちょっとがんばる必要がありますが、、、^^;
いろいろ無理をなされたのですね、、、。お身体もご自愛くださいませ。
  • from だって白さは愛だもの |
  • 2013/02/11 (23:36)
  
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プロフィール
HN:
だって白さは愛だもの
性別:
女性
自己紹介:
生まれは北海道。親の転勤によって道内のほか、東京、千葉のあちこちを引越ししたため、「故郷」という感覚が希薄な根無し草人生。現在は神奈川在住。
小さいときから本と映像作品の虫。徹底的インドア派。
今も映画・アニメ・マンガ・PCは大好き。歴史・SF・メカ・生物・ミリタリーなど全般に光速の食いつきをみせる。

このブログは、あたしの物欲・知識欲・性欲によって支えられていますw

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