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人生とは・・・死ぬまでの暇つぶし・・・とか悟っちゃったりなんかしたりして。

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アンドロイドは創造主の夢を見るか? ~ プロメテウス観て来た

テレビで流れていたプロメテウスのCMを見て、エイリアン臭がプンプンな絵作りに心惹かれてしまい、ついつい見に行ってしまいました。
※↓公式サイトはコチラ。
http://www.foxmovies.jp/prometheus/

あたしはホラー映画(ゾンビ映画とか、、、)が好きじゃないのですが、エイリアンシリーズはわりと好きな映画の中に入ります。
一応、SFだから?
と思っていた時期もありましたが、同じくSFホラーの傑作といわれる遊星からの物体X(カーペンターズ版)はやっぱり苦手だったりします。
プロメテウス予告編にはエイリアンシリーズであることは一切うたわれていないのに、異星人の宇宙船とかの数カットを見ただけで、クラクラ~っとなってしまったのは、あたしがギーガーちっくなデザインに対する免疫がないからなんだなぁと改めて実感。

この映画はネタバレ書くのもしんどいので、ネタバレになるのかも分かりませんが、とりあえずこれからこの映画を観ようと思うヒトは、あまり見ないほうがいいかもしれないことを書くつもりです。
でも、一応、コレだけは言っておきたいですネ。

エイリアン1も観てないヒトは、観にいってもワケわからないヨ!w


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なんていうか、、、評価が難しい映画でしたネー、、。

まず、なんと物語が完結しません。
一応、話に区切りはつけているものの、物語の謎はほとんど謎のまま残ってしまい、トドメに主人公の最後の行動が予想の斜め上をいく展開です^^;
エンドロールの向こう側に
Part2にもお布施しろよな!!!
というリドリー・スコット監督の顔が透けて見えた気がしました。
帰宅して調べてみたら、実際、すでに続編の製作が決定しているそうです。
でも、完成は2~3年後とか、、w
製作側は最初からそのつもりで映画を作っていたわけですから、そのあたりは情報をオープンにしてほしかったと思いますネ。
スコット監督は「ネタバレ禁止令」をメディアに指示したそうですが、もうちょっと気の利いた映画を作ってからそういう指示だせYOと、心の底から思ったあたしです。

それから、すでにネットでも散々に不評ですが、CMや予告編で人類の起源というコピーを強調してますが、これはどうなんでしょう、、?
確かに作中の主人公たちは、人類の起源を探るために宇宙に旅立つわけですが、別にこの映画自体は人類の起源にスポットを当ててはいないわけで、、、。
このコピーを見て、なにかもっと真面目な大ロマン映画を期待したヒトが、予備知識なしでこの映画観たとしたら、軽く悲劇だなぁと胸が痛んで仕方がありません( TДT)ホロー
エイリアンシリーズのSFホラーなんだということを、もっとしっかり前面に出すべきだと思いますネ。
冗談でなく、エイリアン1で登場した「スペースジョッキー」の正体がついに明かされる!という宣伝をしたほうが、お客さんを呼べるのではないでしょうか。

cd7d2848.jpeg
エイリアン1に登場したスペースジョッキー。
この異星生物感あふれまくりの外見にあたしはトキメいたのでした。
ヽ(`・ω・´)ノ フォォ


 

ceb807e9.jpegで、今回、タネ明かしされた、スペースジョッキーの中のヒト、、、
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
実はスペースジョッキーのあの外見はタダの宇宙服で、中身はこの怪しいお坊さんなのでした。
ヽ(`Д´)ノキモイヨー
こういうキモさはいらないんじゃああぁぁ

しかもこのお坊さん、人類のDNAと完全一致していると劇中で明かされますが、、、
いあいあいあ・・・大体同じだとしても絶対違うところもあるでしょ!?w

とツッコんだのはあたしだけじゃないはずですw

この映画の見所の一つは、登場する科学者様達の微笑ましい活躍にありますネ。

そもそもDNAなるものを異星生物が持っていることや、DNAの構成物質が地球の生物と一致していることが、常識ではありえない大発見なのですが、劇中の科学者様たちは、そんなもの軽くスルーしていきなりこのお坊さん宇宙人と人間のDNAを比較しだすあたり、SF映画としては無視できないおバカっぷりをさらけだします。

そのほかにも――――――
到着した異星の大気成分は有毒にも関わらず、宇宙人の建物の中は地球の大気成分とほぼ一致しているという簡易分析結果が出ただけで、いきなりヘルメットを外して直接呼吸をしてしまう勇者様や・・・
自律制御のマッピング用マシーンを何個も飛ばして、宇宙人の建物の中の見取り図を作成しながら調査をしているにもかかわらず、見取り図を確認せずに勝手にうろついて勝手に迷子になる科学者様お二人とか・・・ ※もちろん、ここで死亡フラグがシャキーンとw
2000年前の事故で首を切断されて死亡したお坊さん宇宙人の頭部を持ち帰り、サンプルとして大切に保存するのかと思ったら、いきなり電極突き刺して電気ショックを与えて脳ミソを破裂させるヒロイン様とか・・・
よくぞここまでDQNな科学者を選抜したなぁと感心しますネ。

それ以外にも、
目的の惑星にたどりついたら、衛星軌道からの全地表のスキャンや、降下艇や無人機による探査もせず、しかも着陸地点も満足に決めずにいきなり本船を地表に降下させてしまうという、イマドキのSFでは珍しい勇者っぷりを発揮する船長様。
知的生命体がいることは確実という予測を立てて開始されたプロジェクトにもかかわらず、武装ナシというお花畑すぎる設計の宇宙船プロメテウス。
などなど・・・SF好きなヒトからするとツッコミ所満載で楽しめます。
ハッキリ言ってこの映画の脚本家は、SFを読んだことも書いたこともないヒトなのではないかと、マジで予想しているあたしです。

エイリアンシリーズはSFホラーであって、あくまでもホラーの部分に重心が置かれていたわけですが、プロメテウスの場合、これを無理やり後付けのこじつけでSFホラーに仕立てているように感じます。
SFに重心を置くならば、当然、SFとして説得力がある理屈で世界観や登場人物たちの行動を裏打ちしていく必要があるのですが、この作品の脚本や演出にはそういうSF職人気質を感じさせる仕事が見当たりません。
結局、各登場人物には感情移入できなくなるし、物語の展開にも腑に落ちない点が出てきてしまいます。
今回のストーリーでは、大風呂敷を広げるだけ広げて、畳むのはPart2で!という結末なのですが、この脚本の出来栄えでは、たとえ畳んだとしてもガッカリさせられる畳み方になったろうことは想像に難くないです。

あたしなりにこの映画について簡潔にまとめると
元々SF力のないヒトが、オノレのセンスだけで無理やりSF映画を作ったら → トンデモ映画誕生
となります。

ネタバレしつつけなすという、大荒れの感想を書いていますが、エイリアン4公開後、長らく途切れていた本シリーズの世界を再び映像化した――――――という点では、ファンとしては素直に喜ぶべき点もあると思いますネ。
例え本作が駄作であったとしても、これがきっかけでエイリアンシリーズが今後も製作されることがあれば、それはそれで歓迎すべきことなのではないでしょうか。

次回作は監督が変わるらしいというニュースですが、脚本家も交代してよネ!と切に祈るあたしなのでした。

 
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所詮B級ホラーですものね。
こんばんは。
MWOの件以降たまにのぞかせてもらってます。
エイリアンと聞いて観てきました。
不調なようですが「エイリアン(1)プロローグ」
という名前ならもっと受けたと思います。
エイリアンに出てきた例の宇宙船は結局どれ
なのかは後篇で明らかになるのでしょうか
では。
Re:所詮B級ホラーですものね。
>こんばんは。
>MWOの件以降たまにのぞかせてもらってます。
ご再訪ありがとうごさいます!
気が向いたらまたお越しくださいませ^^

>エイリアンと聞いて観てきました。
>不調なようですが「エイリアン(1)プロローグ」
>という名前ならもっと受けたと思います。
やっぱりそう思いますよねー、、。
海外ではそういう情報が事前にかなり流されたそうで、米国や英国では結構ヒットしたようです。
それで、早々と続編に正式なGoがでたそうで。

>エイリアンに出てきた例の宇宙船は結局どれ
>なのかは後篇で明らかになるのでしょうか
エイリアン1と本作では、舞台となる惑星名が違うことになっていますよネ。※エイリアン1=惑星LV-426、本作=惑星LV-223
物語の整合性を取ることができなかったための言い訳として、そう設定された気配をプンプン感じてしまいます。続編でもたぶん、LV-426は一切スルーされるか、なんとなく匂わす程度の説明しかされない気がしますネー。
あたしとしては、もうこの作品はエイリアンシリーズのパラレルワールド・ストーリーとして観る覚悟?wができたので、エイリアン1との整合性はもう気にせずに、本作の伏線を次作でどうアクロバティックに回収するのかを楽しみに何年か待ちたいと思いますw
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  • 2012/09/12 (13:26)
  
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女性
自己紹介:
生まれは北海道。親の転勤によって道内のほか、東京、千葉のあちこちを引越ししたため、「故郷」という感覚が希薄な根無し草人生。現在は神奈川在住。
小さいときから本と映像作品の虫。徹底的インドア派。
今も映画・アニメ・マンガ・PCは大好き。歴史・SF・メカ・生物・ミリタリーなど全般に光速の食いつきをみせる。

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