賽は投げられたか！？ ～石原”劇薬”慎太郎の決断

最近、仕事が忙しいこともあり、すっかり更新をサボりぎみなあたしです。
書きたいこともポツポツあったりするのですが、自堕落モードになるとダメですネ～。

そんな中、これだけは書きたいですネ。
石原さん、アンタ、漢だヨ！

辞任会見の映像を観ましたが、石原さんにしては緊張して話しているのが分かりました。
最後の大勝負に出るという武者震いという感じで、悲壮たる決意を感じたましたネ。
石原さんの主張に同意なあたしとしては、全力でエールを送りたい気分です。

辞任会見全編の動画はこちらにて視聴可能です。
http://www.nicovideo.jp/watch/1351181075
http://www.nicovideo.jp/watch/1351182950

石原さんは、彼生来の気性の激しさから、三国人や支那という差別用語（と世間では言われがち）な言葉を使ったり、自分と意見が合わない人物を「アレ」と発言するなど、良識ある上品な市民は眉をひそめるようなところがあります。

でも、洗練された人格円満者が「仕事ができる」人とは限らないですヨ。
特に政治家はそういえると思います。
常人とは異なるユニークさが必要で、それはしばしば世間一般の良識とは遊離しているものだとあたしは思いますネ。
極端な話、家族を顧みず、一家崩壊の状態の人物であっても、指導者として有能であれば、総理大臣になるべきです。

左翼系のメディアや評論家は、石原さんのそういう表面的な言動ばかりを取り上げて批判しますが、それは政治家をスポイルする最もダメな評価の仕方だと思います。
自分の点数と国家の命運を引き換えにするような、ことなかれ主義の政治家を量産し、ひいては亡国を招くことになるでしょう。

ＴＶニュースの短い映像では分かりませんが、会見全てを見ると石原さんは実に様々なことを提言していますネ。
保育所の問題、空港の問題、原発の問題などなど、、、彼が単なる中国・韓国嫌いの政治家ではなく、国家全体のビジョンを持っていることが感じとれると思います。
記者（特に朝日）からの質問に対して、一見無礼とも思える受け答えをしているシーンばかりが切り取られてＴＶによく流されますが、全体を俯瞰すると「しっかり勉強してマシな質問しろヨｗ」という、やや照れ隠し気味の不器用なエールにしかあたしには思えないです。
元々、あたしは支持政党が「たちあがれ日本」という、ガチな石原さんのシンパですが、今回改めて石原さんに惚れ直しちゃいました。
「たちあがれ日本」は解党して、石原新党（仮）に合流するので、あたしは引き続き、石原新党（仮）に票を入れる予定です。

テレビでは一部の政治評論家が、息子が自民党の総裁選に負けたから国政への遠慮が無くなった、とか国政進出への原因を解説していたりしていましたが、そんな安直な理由で人生最後になる可能性大の大勝負になんか出たりしないと思いますネ。
想像するところ、安倍晋三総裁の誕生こそが国政進出のきっかけになったのではないでしょうか。
自民総裁選に出馬した候補のうち、最も石原さんに近い政治信条の持ち主である安倍さんが総裁になったこと、また（石原さんが会見の中で実際に口にしていますが）自民党単独で過半数を取れるほどの勢いもなく、石原さん個人から見ても自民党はまだ生ぬるい点もあるので、自民党には満足できない保守思想の有権者の受け皿に自らの党がなって、自民党とは協力できるところは協力して安倍さんの援護射撃をしてやろう、という「保守挙国体制」が石原さんの狙いなのではないかと思います。
嗚呼、、、なんて素敵シナリオ、、、！

それにしても御歳８０歳を感じさせない石原さんのスタミナには驚かされます。
８０のジジイが、演壇の上で５０分間立ちっぱなしで大演説をぶつわ、記者たちの質問をいなすわ、そして「じゃ、後の仕事がつかえてるから」と颯爽と立ち去るなんて、普通じゃできないですヨ、ホント＾＾；
いろんな意味で、モンスターだなぁ、、このおじいさんは。
とあたしは感心してしまいました。

質疑応答で、記者に年齢について触れられ、
「まさしく８０歳なんだよ。なんでオレがこんなことやらないといけないんだ。
若いやつ、もっとしっかりしろよ！」
と答えるシーンがありますが、冗談１割・本心９割といったところでしょうか。頭が下がる思いです。
「たちあがれ日本」の所属議員も平均年齢が７０歳を超えている状況で、会見中にも「最後の選挙のつもりでやる」という発言があった通り、
心ある若いヤツ！　オレらの背中でも見て勉強しろ！
という叱責とあたしは感じました。

石原様、あなたの最後の戦いっぷり、しっかりウォッチして後学の励みとさせていただきますｍ（＿＿）ｍ