人生とは・・・死ぬまでの暇つぶし・・・とか悟っちゃったりなんかしたりして。
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今回は久しぶりにマンガのお話です。
わりと前から気になっていたマンガだったのですが、なかなか買う機会がなく、最近になって試しに買ってみたところ、予想以上にあたしをムネアツにさせる内容だったのでした。
もっと早くに買ってしまえばよかったと、マジで後悔しています。
簡単に言うと、
トルコ風+歴史ファンタジー+美少年 ←ココ大事
まず、表紙からしてコレモンですヨ♪↓
なにこの鬼太郎カワイイ(はぁと
とか思ってはいけません。この作品の主人公、犬鷲のマフムート将軍(将軍歴10日)です。
服装からも分かりますが、風俗がオスマン朝トルコにインスパイアされまくっています。
マフムートくんが所属するトルキエ将国も、これはトルコ(テュルク)をイメージしたものでしょう。※音も似てるしね!
使われる言葉も、将軍(パシャ)、親衛隊(イェニチェリ)、お祭り(バイラム)、、などなど、まんまトルコ語してます。
作者はトルコが好きなんだろうなぁと思わずにはいられません。
あたしもトルコは大好きな国で、イスタンブールに旅行したことがありますが、トプカプ宮殿やその博物館を見てたときは、本当に時間を忘れました(*´д`*)ハァハァ
トルキエ将国の周辺国をみると、作者はかなり歴史好きと思われるところがボロボロと、、、。
トルキエ将国に侵略の魔の手を伸ばすバルトライン帝国は、ロシア帝国とオーストリア(ハプスブルグ)帝国が合わさったイメージ。バルト海+ライン川でバルトラインなんでしょうか??
海洋都市国家ポイニキアは、古代ローマと地中海の覇権を争ったカルタゴに、古代ギリシャっぽいイメージを足した感じです。カルタゴはフェニキア人が作った都市ですが、古代ギリシャ人はフェニキア都市をポイニケーと呼んでいたので、たぶんそれから名前をとったのだと思います。
ヴェネディック共和国は、どうみてもベネチア共和国ですw
こういった国々をマフムートくんは放浪していくわけですが、旅先で仲間になっていくクセのある男子たちがまたいいですネ。
マフムートくんも含めて、彼の仲間に加わる男子たちは、みな過去に暗い影を背負っていて、その影に押されるように生き急いでいる感じがします。
そういう生き方が幸福だとは思わないけれど、そういう生き方をかっこよくできるのが男の子の美学だなぁと、あたしは思うのでした ゚+。:.(*・ω・)o旦 シミジミ
また、正義漢マフムートくんとは一線を画するクールさが光る、毒薬の将軍ザガノスさんやヴェネディック元首アントニオさんも素敵ですヨ。
優れた学者や政治家の話を見聞きしたとき、その冷徹な論理の積み上げに背筋が寒くなることがありますが、そこらへんに女子が男子を超えられない壁がありそうな気がします。ザガノスさんのようなキャラ達を、安易に女子にしなかったあたり、あたしは深く深く頷いてしまうのでした。
一方、この作品の女子たちはオノレの欲望に忠実で、生命力にあふれてる感じがしますネ。
バルトライン帝国の女将軍レレデリク、トルキエの踊り子シャラなんかは特にそう。
バルタ将国の将姫アイシェなんかも、ポーっとしてるようでしっかりオノレのペースに周囲を巻き込むタイプに見えます。
彼女たちの人生には迷いがなさそうw
登場人物が多いマンガなので、キャラを覚えるのがちょっと大変ですが、そこのところを乗り切れば、あとはグイグイいける勢いがある作品だと思います。
この作家さんは、この作品が初の長編連載だそうですが、新人らしからぬ大作の予感です。
もっと人気が出てもよさそうな作品なのですが、なぜか本屋さんにはあまり並んでいないんですよね、、。※小さい本屋さんだとまずアウト。大規模店じゃないと常時在庫はないと思います。
歴史ファンタジーが好きな人には、自信をもってお勧めできる作品です。
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小さいときから本と映像作品の虫。徹底的インドア派。
今も映画・アニメ・マンガ・PCは大好き。歴史・SF・メカ・生物・ミリタリーなど全般に光速の食いつきをみせる。
このブログは、あたしの物欲・知識欲・性欲によって支えられていますw
作者は大学でトルコ史を専攻していたそうです。
ああ、、やっぱりトルコについて勉強していたんですね、、。
カトウコトノ先生の経歴って、ネットでもあまり情報がなくてけっこうナゾなヒトなのですが、大学進学もされていたひとだったとは、、、。
でも、トルコ史を専攻できる大学って、それだけでかなり絞られそう、、、。普通はアジア史専攻ですからねー。
そういう学問専攻しても、それを生かそうとしたら大学の研究員になるくらいしか将来像描けないところ、そこを漫画家としてやっていく、というのは、けっこうウルトラC技だなぁと思いました(^^;。
そのあたりのエッセーマンガもちょっと観てみたい気がしました^^